メッセージ
(「池野成の音楽」CDブックレットより / 2007.8.13発売)
「池野成の音楽」CD制作にあたり
「池野成の音楽」CD制作にあたり
- 先生から得た教訓
- 作曲家 藤田 崇文
世界一謙虚で、世界一辛口でした。そんな池野先生ですから純音楽作品は徹底しておられ、生前、常に映画音楽と純音楽の狭間で苦闘し、作曲家として長き冬の時代が続いたようにも思えます。そして2004年8月13日の暑い日に帰らぬ人となりました。「先生の音楽をもう一度聞きたい」そんな願いから「池野成メモリアルコンサート」を開催。多くの方々の誠意が結集し大盛況にて終幕しました。
「池野成の音楽」CD発刊は、没後3年を期し、先生が生んだ力作を音源として後世に残し、映画音楽と純音楽の両面から集大成のひとつにしたく、想いを込めて制作いたしました。師なる先生には恥ずかしい思いをさせてしまうかもしれない。でも、日本現代音楽に生きた作曲家池野成の音楽と魂を、皆様へ伝えたいと祈念いたします。
冬はやがて春となるように池野作品を追憶に留めるだけではなく、《EVOCATION》喚起する時代が必ず到来し、先生の大陸的な躍動感あふれる音楽が世代や民族を超え、貴重な音楽遺産になることを確信しております。
(ふじた・たかふみ)
- 感謝の気持ちを込めて
- 作曲家 和田 薫
2006年11月23日に開催された「池野成メモリアルコンサート」のライヴ音源と名作「電送人間」のオリジナル音源によるサウンドトラック収録によるこのアルバムは、作曲という業に対し真摯で、苦行なまでに自己を研磨する先生の、この世に残された貴重な遺言とも云えるでしょう。
ある時は寡黙で、ある時は雄弁なまでに音楽にまつわるあらゆる諸行を我々に享受してくれた先生の作品を、「音」として後世に残すべくは、これからの日本音楽界の貴重な指針となるものと確信し、そして50年100年と演奏され続けることが、このアルバムに込められた想いでもあります。
今は敬愛する伊福部先生とお仲間の皆さんとで、大好きな煙草をふかしつつ語り合われてることでしょう。表舞台に出ることを嫌われた先生でしたが、不遜な弟子達の仕業として、このアルバムを天上界の先生へ捧げたいと思います。
(わだ・かおる)
(「池野成の音楽」CDブックレットより / 2007.8.13発売)
「池野成の音楽」CD発売を祝し。
「池野成の音楽」CD発売を祝し。
- 池野の音楽はいつまでも生き続けてほしい
- 作曲家 松村 禎三
(まつむら・ていぞう)
- 池野成の音楽を称える
- 作曲家 今井 重幸
(いまい・しげゆき)
- 池野成音楽集成を待つ
- 作曲家 三木 稔
(みき・みのる)
- 「池野成の音楽」お祝いメッセージ
- 作曲家 永冨 正之
(ながとみ・まさゆき)
